海堂氏の書の特長は、昭和五十九年(1984)第一回産経国際書展入選にはじまり、平成二年(1990)書のアート展産経大賞受賞などに見られる
「一文字書道」
です。
それは、氏のこれまでの人生が大きく影響しています。
まず、文を表現する書では師範代ですから、書道において一流の腕を持ちます。
また、氏は絵画にも造詣があり、青年時は好んで宮城の地元海岸の風景や、舞台の背景を描いていました。
職業としては、書き文字による川越でディスプレー業をしており、技術士としての資格も保有しております。
つまり海堂氏は
書をベースに、
アート性
ディスプレイ性を融合したモノクロの表現だけでなく、文字も厳選した、
「一文字書道」
が特長となりました。
もちろん、氏は文や少字文につきましても数多く創作してきております。
それは発行部数が希少ですが氏の作品集にて見ることができます。